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インドネシア2日目

5月8日はジャカルタの日本人学校でのチャリティーコンサートでした。



懸案の体調は相変わらずだが、このくらい(熱はないし、ちゃんと食べられる程度の崩し方)なら集中すれば体調は演奏に影響しなさそうだ。

とにかく、昨日丸々一日全く楽器を触っていないのがオソロシイ。。
しかも、メントリ(メンデルスゾーンのピアノトリオ)は、今日の昼間だけの合わせで本番に耐えうるものにしないといけない。
し、しかも本番は4時。。
ステージリハは1時間前後か?
(ゲストハウスから会場までどのくらいで着くのかすら良く分かってないんだけど。。?)


なるべくリスクが少なくなるよう、村上さんとはあらかじめ日本で曲の方向性は決めておいたつもり。
ボーイングもアセップの了解はもはや取ったりせず、私の独断で決めてしまって、チェロ譜にも書き込んだものをPDFで送っていたのだ。


アセップがどこかに行っている間、村上さんと私とで、デュオの合わせをしておくことに。
合わせの場所は、なんとゲストハウスの敷地内にある、音楽教室でした。
音楽教室の校長先生にご挨拶。

「私は、日本名ももってるのよ」
とおっしゃる。

どういうこと??と話を聞くと、どうやら校長先生のお父様は昔々大使かなにか、重要な役職で日本にいらしていて、日本で暮らしていた期間に校長先生はお生まれになったようなのだ。

そういえば、すごくすごく上品な方。

校長先生に続いて、アセップがよく共演しているというピアニストも紹介していただく。


彼女もそうとう気品が漂っていて、おまけにいい匂いもしました。。
アメリカに留学をされたようだ。



挨拶は一通り終わり、さあ合わせしないと。



うん。なぜかそれなりに指が回る。

昨日弾いてないのに、脳みそが「緊急モード」にでもなってるんやろか?


よくわからないままイイ感じでモーツアルトの合わせをしていたら、アセップ登場。
私達の演奏をぢぃーーっと見つめている。

なんか弾きにくいわ。。見すぎやろ。。
と思いながら、でもなかなか息が合ったアンサンブルができていたから楽しく弾き終わる。


いよいよメントリ合わせである。
この曲はチェロの出だしのソロがとても印象的なので、チェリストのキャラクターいかんで曲の全体像が決まってしまう。

私の記憶では、アセップはロマン派~近現代が得意なロマンチックなタイプのチェリストだったので、メントリを選んだのだ。

ピアノとチェロも出だしをちょっと緊張しつつ聴いた。

うん、やっぱりアセップにはこの曲とっても合ってるわ!
ベートーベンとかにしなくて良かった。

チェロのソロからヴァイオリンもかぶさっていって、それなりに最後まで気持ちよく弾けたような。


うーん、とりあえずなんとかなりそうだけど、本当にアンサンブルとして練り上げるにはあと2、3段は階段を昇らないといけないな。。でもそれって時間かかる。。

とにかく今日の本番はすぐそこに迫ってるんだから、絶対に決めないといけないことだけなんとかする。


合わせはメントリだけじゃなく、チェロの小品も3曲あるし、本当に時間がない。


うん。時間がなかったはずなんだけど、今思い返しても、誰もイライラカリカリしてなかったな。
なんか、平和だった。


なんだか平和なのんびりモードの空気の中、とりあえず合わせが終わって休憩。
アセップの奥さん、ララさんがおやつを買ってきてくれてた。
おやつ

そうそう、おやつタイム中、部屋の角にあるパーテーションの中で、アセップらしき男性がイスラム式お祈りをしていたんだ。
日本ではほぼ経験しないことに私は若干テンパって

「ララさんも遠慮しないでどうぞ」

なんて言ったのだけど、ララさんは、いいのいいの、みたいな感じ。

実際お祈りしてた人はアセップじゃなくってスタッフの男性っだったし、ムスリムは絶対にお祈りするわけじゃないのかな?
日本ではイスラムのことを知る機会がないから、そのうちアセップに色々聞けたらいいな。




さあ、そうこうしてたらとっくに昼過ぎ。当たり前である。

14時半ごろに会場入りする予定だったので出発。


私の感覚では、ジャカルタにあるゲストハウスからジャカルタ日本人学校に移動、なんだから、すぐ着くかと思ってたけど、道は混むし、そもそも遠いし、着いたのは何時だっただろう。。
予定より遅れてたことだけは覚えている。。


学校は、予想に反してめちゃくちゃ大きい!
日本人幼稚園も併設されているし。

会場の体育館も広っ!


そこへ、今回のチャリティーコンサートの趣旨に賛同していただき、裏方のなにもかもを取り仕切っていただいたAさん登場!

Aさんは、旦那様のお仕事のため、ジャカルタに来られて1年ほどだという、日本の方だ。
とっても可愛い赤ちゃんも一緒だ。

もちろん初対面で、メールで色々な打ち合わせはしていたけれども、どんな方なのか、そもそもおいくつくらいの方なのかも知らなかったので、若干ドキドキしていたのだが、Aさんは本当に気さくな方で、私と村上さんはとても安心したのでありました。。


さてさて、音響チェックです。
ピアノとのバランス、残響の広がり方、音の立ち上がり、最低限のチェックをする。


そうこうやってる間に開場時間。


咳が心配な私は、持参していた咳止めと、インチョン空港で買い足したロッテののど飴を口に含む。

これでなんとかなるでしょう。


本番は、簡単な挨拶につづいて、最初のプログラム、ビーバーのパッサカリアの曲目解説をさせていただく。

この曲を取り上げたのは、そもそも3月末に横浜へレッスンに行った際、先生が
「あなたにはビーバーが合うわよ」
とおっしゃり、なんだかノリでなんとなくレパートリーに取り入れることになったんだけれど。

実際ビーバーのことや、パッサカリアのこと、パッサカリアの全体の「ロザリオのソナタ」のことを調べたり、バロックヴァイオリンの佐藤さんからこの曲の解釈をお聞きしたりして、

今、この曲を弾くことは必要なんだ、と思えてきて、そして私自身この曲に魅入られたので。



解説は、パッサカリアの変奏がどんな風になっているのかということと、バロック弓を使うメリット(楽器はさすがにモダン一台しか持っていけなかったです)、そしてこの曲は追悼を表現していること。

弾き終わったら拍手はなしで、黙祷にしてください、とお願いしました。


集中して、私なりに誠心誠意弾いた。

演奏して、それを地震のことに繋げて、、って、どんな意義があるのか、今でも何も言えません。
でもこの日本人向けのジャカルタのチャリティーコンサートでも、インドネシア人向けのジョグジャカルタでのチャリティーコンサートでも、ビーバーの演奏中、演奏後のお客様からの感覚。。沈黙の力、のようなものは、はっきりと感じられました。


私の次はアセップのショパン。村上さんのリスト、、村上さんとのデュオ、、、


それからはあっという間。
メントリもなんとかなった!


未就学児のお子さんも沢山来てくれてて、途中で集中が切れちゃって、それこそビーバーの間に集中が途切れたらどうしよう、と相当心配していたのですが、すばらしく良く聴いてもらえて、本当に感謝です。


終わってからお客様に、

「この地で正統派クラシックのコンサートを子供づれで聴けるなんて、本当に感激」

「ヨーロッパで聴いたコンサートより良かった」(ほんま、、?)

などと、喜んでいただいた笑顔で、肩の荷がすっと軽くなった気がした。


Aさん、来ていただいたお客様方、本当にありがとうございました!!
プログラム

プログラム中身










それから、Aさんと赤十字にどうやって義援金を振り込むか、などの相談をマクドナルドで。
インドネシアマクド

ライス付きのやつにしてみた。
さすがおコメの国!!




ゲストハウスに向かう道中、村上さんと、あまりにも疲れたから近くにマッサージ屋さんないかアセップに聞いた。
アセップは携帯でなにやら調べて電話してる。

「部屋に来るって」

え!呼べるんだ!



てことで、私と村上さん、かわりばんこで施術を受ける。


日本の一般的なマッサージとちょっとだけ違って、クリームを塗って、指でリンパの流れを沿っていくようなマッサージだ。
かなりいい感じ。

とっても上手な人に当たったようだ。
上手な上に、優しいおばちゃんだった。
東京でマッサージをしていたこともあるという。


こんなふうにあっという間に夜中になって、私達は倒れるように眠りについたのである。。。










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自己紹介

時本さなえ

Author:時本さなえ
ヴァイオリン弾きの時本です。


現在は関西を中心に、時々鳥取でも演奏活動をしていて、後進の指導にも力を入れています♪

コンサート情報
♪どのコンサートも基本的にはメールフォームにてご予約可能です♪



☆2014年☆

11月24日、京都のバロックザールにて、室内楽のコンサートに出演いたします。ベートーベンの初期のピアノトリオです。詳細は後ほど!

9月27日、鳥取市わらべ館イベントホールにて、モーツァルトのソナタ等を弾かせていただきます。

8月24日、鳥取市、わらべ館イベントホールにて、バッハの無伴奏等弾かせていただきます。こちらは無料でどなたでも聴いていただけます。

8月9日、大阪島本町にあるケリヤホールにて、夏のおんがくかい、に出演させていただきます。(←無事、終了いたしました)

5月20日、大阪の音楽サロン、ノワ・アコルデにて19時より、カルロ・フォルリヴェジ氏をお招きして、イタリアからの風、というバロックメインのコンサートに出演させていただきます。(←無事、終了いたしました)

5月17日夙川カトリック教会にて14時〜、ビバルディ四季の全曲を古楽器で演奏するコンサートに参加させていただきます。(←無事終了いたしました)

3月28日鳥取市わらべ館イベントホールにて、ピアノトリオのコンサートを開催いたします。詳細は後ほど!

☆2013年☆

♪♪♪1月10日、奈良県桜井市市役所ロビーコンサートでのランチタイムコンサートに出演させていただきます。(←無事終了いたしました)

♪♪♪8月17日、島本町ケリヤホールでのピアノ発表会にてゲスト演奏させていただきます。バッハの無伴奏の予定です。

♪♪♪12月11日、12日共に、大阪北浜にある三井住友銀行大阪中央支店にて、カルテットでのクリスマスコンサートを開きます。どなたでも聴いていただけるものです。 両日とも12時半〜の第一部と、13時半〜の第二部の2ステージです。

☆2012年☆

♪♪♪3月11日、鳥取市のわらべ館にてファミリーコンサートを開催いたします。←無事終了いたしました

♪♪♪3月25日、ムラマツリサイタルホールにて、ピアノ発表会のゲストとしてバロックヴァイオリンを演奏させていただきます。←無事終了いたしました

♪♪♪3月31日、大阪市のプチエルにて、『音のパズル』というコンサートを開きます。打楽器やヴァイオリン、ピアノでのアンサンブルです。バロック無伴奏も弾きます。無事終了いたしました

♪♪♪4月11日、三宮のピアジュリアンにて、震災を経て音楽家に何ができるのか、をテーマにした古楽工房アンサンブルのコンサートシリーズの4月の回に出演させていただきます。この4月の回には無伴奏ソロも一曲弾かせていただきます←無事終了いたしました。

♪♪♪5月10日、奈良県桜井市の市民会館ロビー、ランチタイムコンサートに出演します。『情熱のバロック』というタイトルで無伴奏のみのコンサートです。無料です!12時15分から12時45分までです。無事終了いたしました!

♪♪♪ITC奈良クラブの就任式にて、ミニコンサートをさせていただきます。無伴奏ということなのでバロックのプログラムの予定です。こちらは関係者の方々のみのお式になっております。無事終了いたしました!

♪♪♪8月2日、兵庫県芸術文化小ホールにて、20分ほどピアニスト村上優さんとデュオなどを弾かせていただくことになりました。詳細は後日アップいたします。無事終了いたしました!

♪♪♪8月5日、奈良県郡山市の郡山城ホール小ホールにて、つばさの会主催のコンサートに出演させていただきます。ソロやヴァイオリンデュオなど。詳細は後日アップいたします。無事終了いたしました!

♪♪♪10月21日、高槻市の高槻現代劇場中ホールでの、高槻音楽家協会第36回定期演奏会にピアノトリオで出演させていただきます。13時半開場、14時開演です。一般2000円、シルバーと学生1000円です。





☆2011年☆

♪♪♪ 1月23日、トントレフ・ヒコにて村上優さんとのジョイントコンサートを行います。チケットご予約はメールフォームにてお願いいたします。(←無事終了いたしました)

♪♪♪ 8月20日、島本町ケリヤホールで開催されるピアノ発表会にゲスト演奏、賛助出演させていただきます。ピアニスト吉久夏子さんとの共演予定です。無料でどなたでもお越しいただけます。(←無事終了いたしました)

♪♪♪ 8月28日(日曜)、鳥取市にある紅茶専門店『ダウラ』さんにて、コンサートを開きます。2千円でこだわり紅茶、ケーキ付き。弟のチェロと母親のピアノも加わって盛りだくさんなコンサートです。(←無事終了いたしました)

♪♪♪ 10月30日、高槻市の音楽サロン、歌笛堂さんのご協力を得てチャリティーコンサートを開きます。入場料は一律二千円になっております。要予約です。

♪♪♪ 11月27日、高槻市の生涯学習センターにてサロンコンサート出演。ブラームスのピアノトリオです。無料のコンサートです。

12月10日、トントレフ・ヒコにて、第42回現代音楽作品の夕べに出演させていただきます。16時開演です。

☆2012年☆

♪♪♪ 3月11日、鳥取市、わらべ館にてコンサートを開催いたします。詳細は決まり次第お知らせいたします。

☆2010年以前のコンサート☆

♪♪♪1月8日、心斎橋大丸8階セッティモアンジュにてライブ出演。←[無事終了しました]

♪♪♪ 1月17日、大和高田市さざんかホールにて女声コーラスアンダンテのコンサートに賛助出演します。[←無事終了しました]

♪♪♪ 3月19日、高槻稲穂塾コンサート。10時より[←無事終了しました]

♪♪♪ 3月28日、奈良市にある蔵カフェ、「ろくさろん」にてジョイントコンサート。[←無事終了しました]  

♪♪♪ 5月9日、奈良女子大佐保会館にて、ピアノコンサートのオープニングで演奏します。[←無事終了しました]

♪♪♪6月6日、天理市文化センターにて、ピアノ発表会に賛助出演します。←[無事終了しました]

♪♪♪ 6月27日、高槻市生涯学習センターにてサロンコンサートに出演。バロックヴァイオリンの無伴奏です。14時半より。無料です!←[無事終了しました]

♪♪♪8月29日、島本町ふれあいセンターケリヤホールにて、ピアノ発表会に賛助出演します。モーツアルトのソナタ等々。←[無事終了しました]

♪♪♪ 10月17日、高槻現代劇場にて高槻音楽家協会定期演奏会に出演させていただきます。ツィゴイネルワイゼンです。チケットご予約はメールにて受付中です。。←[無事終了しました]

♪♪♪12月4日、鳥取市の文化ホールにて、ピアノのジョイントコンサートに出させていただきます。←[無事終了しました
プロフィール
神戸山手女子高校音楽科を経て、大阪教育大学芸術専攻音楽コース、同大学大学院芸術文化専攻音楽表現コースで学ぶ。在学中、大学オーケストラと学内演奏会で共演する。

2007-2008年、ハンガリー国立リスト音楽院でV.サバディ氏のもとで研鑽を積む。2009年、氏と大阪で共演する。

2000年、スイス、シオンにてI.ギトリス氏の、2008年、ハンガリーショプロンにてS.スタンデイジ氏のマスタークラスを受講。 2012年、イタリア、コレベッキオでS.クイケン氏主催のオペラとシンフォニーのマスタークラスに参加し、レッスンを受けながら同地でのコンサートに出演した。

2008年、ブダペストでの春の音楽祭や、2011年、インドネシア、ジョグジャカルタでの室内楽フェスティバル等で演奏。インドネシアでは地元の大学生へのマスタークラスも開き、好評を博す。



第9回高槻音楽コンクール、一般の部第二位。 第12回大阪国際コンクール、アーリーミュージックの部第三位。

現在は、関西を中心にモダンヴァイオリンとバロックヴァイオリンを演奏し、後進の指導にもあたっている。

モダンヴァイオリンを稲垣琢磨氏、V.サバディ氏らに師事。バロックヴァイオリンを渡邊慶子氏、S.クイケン氏、宇田川貞夫氏らに師事。

Sanae Tokimoto violin

She started studying the violin at age of 3.

After she graduated from the Music course of Kobe-Yamate Girls' Senior High School, She studied at The Music and Fine Arts course of Osaka Kyoiku University, and she studied at same University graduate school.The course is Music and Fine Arts Studies.

She took Art's master degree.

1999 She played Bruch Violin concert with Osaka Kyoiku University Orchestra.

2002 She held her first recital at Tottori city.

2004 She won 2nd prize of Takatsuki Music Competition.

2007 She won a prize of Tokyo summit Competition.

2011 She won 2nd prize of Osaka International Music Competition by baroqe violin.

2007-2008 She furthered her mastery at the List Academy of Music at Budapest, Hungary.

She performed at Budapest, solo and ensemble player.

2008 She held Return concert at Nara city Japan.

2009 She played with Szabadi Vilmos at Joint concert at Osaka.

2010 She held Joint concert with Yu Murakami at Osaka.

She took many master course at Europe and Japan. For example,Ivry Gitlis at Swiss by modern violin,Simon Standage at Hungary by baroque violin, Keiko Watanabe at Japan by baroque violin. Now, she is active as violinist, baroque-violinist, and violin-teacher.
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